【出店者必見！】楽天市場の5と0のつく日に効果的な11の販売戦略とは？

楽天市場の出店者や検討中の方にとって、「5と0のつく日」は売上アップに欠かせない重要なイベントです。

楽天ユーザーの販売者・購入者側の双方にとって重要なイベントである5と0のつく日は、販売者にとっては戦略的な販売アプローチや特別なプロモーションを検討することが成功への鍵となります。

この記事では、楽天市場の5と0のつく日に効果的な11の販売戦略をご紹介します。

どういう対策を講じることが成功へのカギとなるか知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも、5と0のつく日とは？

5と0のつく日とは、楽天市場で毎月5回（5、10、15、20、25、30日）行われ、楽天会員を対象に最大5倍のポイント獲得が可能なキャンペーンです。このキャンペーンは2月を除いて毎月6回実施され、エントリーと楽天カードでの決済だけで利用できるため、その手軽さから楽天ユーザーから注目され、非常に高い利用度を誇っています。
特に、楽天ヘビーユーザーたちは5と0のつく日以外では買い控えがちな状態にあります。

そのことから、楽天で店舗を運営する際には、5と0のつく日を重点的に攻略することが不可欠であると言われています。

5と0のつく日に効果的な11の販売戦略

限定セールやお得なキャンペーンの実施

5と0のつく日を攻略するうえで最初に考えるべき戦略は、その日に合わせて独自の店舗限定キャンペーンを行うことです。

ユーザーの購買意欲が高まるタイミングで、割引、送料無料、セット販売、クーポンの配布など、魅力的な限定キャンペーンを実行することで、店舗のアピールを一層高めることが期待されます。
5と0のつく日は競合がとても激しいため、特に競争が激しい状況では限定キャンペーンを実施することで、商品の競争力を維持することが求められます。

つまり、5と0のつく日には必ず店舗独自の限定キャンペーンを実施することで、「このお店で買えば5と0のつく日が一番お得！」という印象をユーザーに与え、ブランディングやリピーターの獲得にも寄与します。

できるだけ限定キャンペーンを実施するよう心がけましょう。

ほかのキャンペーンとの相乗効果を狙おう

5と0のつく日は、他のキャンペーンと同時に実施することで、より大きなポイントアップが期待できます。この組み合わせはアクセス数や転換率に重要な影響を与え、ユーザーの購買意欲や店舗への流入が最も高まるタイミングとなります。
5と0のつく日は頻繁に開催され、他のキャンペーンとの同時実施が可能です。

【5と0のつく日と併用できる主なキャンペーンの例】

• お買い物マラソン
• 楽天スーパーSALE
• 楽天市場ブラックフライデー
• 楽天スポーツデー
• 超ポイントバック祭
• 楽天ブランドデー
• 勝ったら倍
• 39ショップ
• 送料無料キャンペーン
• 楽天イーグルス感謝祭
• 楽天サプライズデー
• 楽天アウトドアデー

全てのキャンペーンを把握することは困難でいきなり全部使いこなすのは大変です。
まずは「お買い物マラソン」や「楽天スーパーSALE」といった認知度が他よりも高いキャンペーンと5と0のつく日が同時に行われる時期を選び、開催時期のわかりやすさやユーザーからの期待度を考慮して相乗効果を最大化しましょう。

メルマガやSNSを活用しよう

5と0のつく日や限定キャンペーン情報は、定期的にメルマガやSNSで発信しましょう。

特に限定キャンペーンでは、他店よりもお得なポイントをアピールして、ユーザーに自店舗商品を選ぶ魅力を伝え、商品の競争力を維持することが肝心です。
限定キャンペーンがない場合でも、通常よりも高いポイント還元率でのお買い物を通知することで、5と0のつく日を知らないユーザーにも魅力的な動機付けが提供できます。

告知のタイミングはキャンペーン前の告知が基本ですが、キャンペーン終了前にリマインド通知を行うことでより効果的に訴求できます。

キャンペーン用のバナーと特集ページを作成しよう

限定キャンペーンを実施する場合、ショップページや商品ページに専用のバナーや特集ページを追加することで、訴求力を高め、ユーザーのページ滞在率を向上できます。

具体的には、バナーを配置することでキャンペーンの開催やお得感が分かりやすく伝わります。
また、特集ページでは対象商品を一覧表示することで、クロスセルやアップセルを促進する効果も期待できます。
ただし、バナーや特集ページを新たに作成するのには時間とリソースがかかりますので、十分な事前準備が必要です。

それでも、限定キャンペーンの効果を最大化させるためには有益な戦略であると言えます。

買い回り対策用に「1,000円ぽっきり商品」を用意しよう

お買い物マラソンや楽天スーパーセールと同時に、「1,000円ぽっきり商品」の提供はとても有効な戦略です。

5と0のつく日は『買い回り』でさらにポイントアップを狙えることが多いため、通常より競争力が低い商品でも、ポイントアップのために購入される可能性があります。在庫処分や安売り商品については、買い回りの際に1,000円商品として提供してみましょう。

また、「キャンペーン用のバナー・特集ページを設置する」と組み合わせることで、1,000円商品から本命商品への流れも生み出せます。

商品名や商品ページを調整しよう

限定キャンペーンを行う際には、他の商品に埋もれないように商品名や商品ページを調整することが肝要です。

以下は、お得感が伝わるような具体的な調整の例です。

• 商品名の冒頭に​​「今だけ限定！〇〇%オフ」や「送料無料！」​​などの注目ポイントを追加する
• 商品ページには「5と0のつく日限定セール開催中！」などのセール情報を鮮明に表示する
• 買いまわり対策品に「1,000円ぽっきり商品」​​といった、特別な価格を目立たせる表記を追加する

これらのアプローチを取ることで、商品が目立ちやすくなり、顧客に魅力が伝わりやすくなります。

露出を増やすために広告を活用しよう

競合が激しい場合や商品名や商品ページの調整だけでは十分な露出やアクセスが見込めません。その場合は、5と0のつく日に合わせて広告を利用することで効果的な結果が期待できます。

以下は、有益な広告とその活用例です。

1. 楽天スーパーDEAL
   楽天スーパーDEALは、特定の商品において購入金額の一部をポイント還元する楽天市場のサービスです。このサービスは楽天会員であればエントリー不要で利用できます。
2. RPP広告
   RPP広告（Rakuten Promotion Platform）とは、楽天市場の検索窓からユーザーが検索したキーワードに関連して表示される検索連動型広告のことです。ユーザーが楽天市場で商品を検索する際に、該当キーワードに関連した商品が検索結果のトップに表示されます。
3. ターゲティングディスプレイ（TDA）広告
   TDA広告（Target Display Ads）は、楽天市場内の広告露出スペースを活用し、店舗が希望する特定のユーザーセグメントに焦点を当てて表示させる「運用型バナー広告」です。

ベースアップを狙った戦略も立てよう

ここまで、5と0のつく日の売上アップを最大化する戦略を紹介しましたが、この特定の日に限らず、5と0のつく日は単なる売上アップの機会だけでなく、ベースの売上向上にも役立てることができます。

つまり、5と0のつく日は売上を伸ばすだけでなく、新たなユーザーを獲得するチャンスでもあります。ユーザー分析やリピーター化を促進する戦略を展開することが効果的な販売戦略を立てる上で重要となります。

このような戦略を組み合わせて実施することで、キャンペーン時以外にも一定の安定した売上アップを実現できるようになります。

ダイアモンド・プラチナ会員を考慮して戦略を展開しよう

ダイアモンド・プラチナ会員を意識した対策を実施することも、5と0のつく日を活用して売上を安定化させるための重要なポイントです。

楽天の有効的な活用方法に慣れたダイアモンド・プラチナ会員は、5と0のつく日に積極的にお買い物をする傾向が強いです。このグループのヘビーユーザーに自店舗を選んでもらえれば、リピーター獲得や売上の安定向上に大いにつながります。

特に自店舗の顧客層にダイアモンド・プラチナ会員が多い場合は、5と0のつく日における対策を強化することで、注目度の向上や大きな効果が期待できます。

対象外の商品が存在することに注意しよう

以下の商品・サービスは5と0のつく日におけるポイントアップの対象外となります。

• 各種商品券・ギフトカード、切手・はがき、施設利用券、株主優待券・割引券、図書カードなどの金券類（※）
• 予約購入・定期購入・頒布会
• 楽天ぐるなびデリバリー
• 楽天西友ネットスーパー
• 楽天超かんたん保険
• 楽天ペイ（オンライン決済）のご利用
• 楽天Car
• 楽天Kobo 話読み
• 1商品ごとの購入金額が100円(税抜)に満たないお買い物
• キャンセルになったお買い物

（※）金券類について
・記載内容以外でも、換金性が認められた場合、対象外となる場合があります。
・ 同一注文内にその他の商品が入っている場合は、その商品も含め、対象外となります。

楽天市場が提供する「ECコンサルタント」を活用しよう

楽天市場のECコンサルタントは、商品ジャンルごとに専門担当がおり、そのジャンルに特化した提案が可能です。売上を向上させるための方法や価格設定から商戦期の企画提案まで、売上アップのための戦略を一緒に考えてもらえます。

5と0のつく日は毎月5回もあるため、特に初心者の出店業者にとってはECコンサルタントの支援を受けながらイベントの回数を重ね、売上アップの成功体験を積んでいくと良いでしょう。

【出店者必見！】楽天市場の5と0のつく日に効果的な販売戦略とは？：まとめ

楽天市場の「5と0のつく日」は頻繁に開催されるイベントであり、多くのモニタリングチャンスを提供しています。つまり、単に安売りを行い目先の儲けを得ることではなく、長期的な視点を持って自社商品に適したキャンペーン戦略や商品ラインナップを検討することが重要です。

ぜひ、この記事を参考にして効果的な販売戦略を模索し、イベントを最大限に活用していきましょう。