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kintoneのEC活用法!業務効率化と情報共有の成功事例を徹底解説

EC業界における業務の複雑化と競争の激化に伴い、効率的な情報管理と業務改善が求められています。
受発注管理、在庫管理、顧客管理など多岐にわたる業務をスムーズに行うためのツールとしてkintoneが注目されています。
本コラムでは、kintoneを活用した具体的な事例を紹介し、その効果と導入のメリットを解説します。

kintoneの導入事例:業務改善の実績

kintoneは、多くの企業で業務効率化や情報共有の強化に活用されています。
以下の事例では、具体的な導入効果とそのメリットを紹介します。

 

ZOZO:業務・意思決定の迅速化

大手ECファッションサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは、kintoneを導入することで社内の承認作業をモバイル対応可能にし、業務や意思決定を迅速化しました。
紙で行っていた業務のデジタル化にも成功し、業務効率が大幅に向上しました。
これにより、迅速な対応が求められるEC業界において、顧客満足度の向上にも繋がっています。

 

ヤマウチ:顧客データのクラウド化と情報共有

南三陸町で海産物をEC販売しているヤマウチは、震災で失った顧客データをクラウド化するためにkintoneを導入。
顧客管理やチーム内の連絡、日報管理などに活用し、情報共有のスピードと効率が向上しました。
これにより、顧客対応の迅速化や業務の属人化解消が実現し、事業の復旧と拡大に寄与しています。

 

エブリィ:店舗・本部間の情報共有基盤

中国地方でスーパーマーケット事業を展開するエブリィは、電話やメール、エクセルでの情報管理をkintoneに集約。
店舗・本社・パートナー間の情報共有基盤として運用し、事業拡大の足かせを解消しました。
情報共有の一元化により、効率的な業務運営が可能となり、経営戦略の迅速な実行が実現しました。

 

バルス:発注残管理システムの構築

インテリアや雑貨の小売事業を展開するバルスは、エクセルで行っていた発注残管理をkintoneに移行。
わずか2週間でシステムを構築し、業務の属人化を防ぎ、対応スピードを向上させました。
これにより、在庫管理の精度が向上し、顧客のニーズに迅速に応える体制が整いました。

 


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kintoneの基本的な使い方と概要

kintoneは、業務に合わせて柔軟にカスタマイズできるクラウド型の業務管理ツールです。
以下は、kintoneの基本的な使い方の概要です。

  1. アプリの作成
    • kintoneでは、まず業務に応じたアプリを作成します。例えば、在庫管理、顧客管理、受発注管理など、業務プロセスごとにアプリを作成することができます。

  2. アプリのカスタマイズ
    • 作成したアプリは、フィールドを追加・編集することで、業務に最適な形にカスタマイズできます。ドラッグ&ドロップで直感的に設定が可能です。

  3. 情報の一元管理
    • 各アプリにデータを入力することで、情報を一元管理できます。これにより、リアルタイムでの情報更新や共有が可能となります。

  4. ワークフローの設定
    • kintoneでは、ワークフローを設定することで、承認フローや業務プロセスを自動化できます。これにより、業務の効率化が図れます。

  5. API連携
    • kintoneは、他のシステムとのAPI連携が可能です。これにより、既存の業務システムと連携させて、データの一元管理や業務の自動化を実現します。

 


kintoneによる業務効率化の具体的な方法

kintoneは、さまざまな業務アプリを簡単に作成・カスタマイズできるクラウドサービスです。
特に、以下のような機能がEC業界における業務効率化に役立ちます。

 

在庫管理

kintoneを使用して在庫管理アプリを作成することで、情報がリアルタイムで更新され、場所や端末を選ばずに在庫状況を確認できます。
同時編集が可能で、情報管理がより簡単・効率的になります。
在庫の過不足を防ぎ、迅速な発注・補充が可能となり、売り逃しや在庫過多のリスクを低減します。

 

受発注管理

受発注業務をkintoneに統合することで、データの加工・帳票の作成・メールの送付手続きを効率化できます。
複雑な処理もスムーズに行え、現場のストレスや疲労感を軽減します。
受注から発送までのリードタイムを短縮し、顧客満足度の向上に繋げることができます。

 

顧客管理

顧客対応の履歴管理をkintoneで行うことで、担当者が不在でも接客が滞らず、業務の属人化を防ぎます。
API連携により、他のシステムともスムーズに情報共有が可能です。
顧客の購入履歴や問い合わせ内容を一元管理し、よりパーソナライズされたサービス提供が可能となります。

 

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kintoneのメリット・デメリット

メリット

  • 柔軟なカスタマイズ
    kintoneは、業務に合わせたアプリのカスタマイズが容易です。特に、プログラミングの知識がなくても簡単に設定・変更が可能です。


  • リアルタイムな情報更新
    クラウドベースであるため、情報がリアルタイムで更新され、どこからでもアクセスが可能です。これにより、迅速な意思決定と対応が可能となります。


  • 業務の効率化
    各種業務プロセスを一元管理することで、重複作業や手間が削減され、業務の効率化が実現します。


  • API連携
    他のシステムとのAPI連携が容易であり、既存の業務システムとの統合がスムーズに行えます。

 

デメリット

  • コスト
    中小企業にとっては、初期導入費用や月額利用料金が負担となる場合があります。特に、カスタマイズやサポートが必要な場合には追加コストが発生することがあります。


  • 学習コスト
    新しいシステムの導入には、従業員の学習コストがかかります。特に、ITリテラシーが低い場合には、使いこなすまでに時間がかかることがあります。


  • 依存度の上昇
    kintoneに業務プロセスを依存することで、システム障害やサービス停止時のリスクが増加します。そのため、バックアップ体制や代替手段を確保することが重要です。

 


すぐに使えるkintoneのサンプルアプリ

kintoneには、すぐに使えるサンプルアプリが豊富に用意されています。
これらのアプリは、そのまま使っても、デザインを変更しても、設定をカスタマイズしても問題ありません。
チームに合った最適な形で利用できます。以下は、特に卸売業・小売業向けのサンプルアプリの一部です。

  • 作業依頼申請
    他の部署やチームに対して作業を依頼するアプリ。社外にいる場合でもすぐに作業を依頼でき、作業の対応スピードが向上します。


  • 目安箱
    社内の「気づき」や「アイディア」を集めるアプリ。オフィスの気になる点(空調が寒すぎる等)を集約。


  • アフターメンテナンス管理
    複合機のリースなど、定期メンテナンスが必要な商材を扱う会社向けのリマインダーアプリ。60日前のリマインド通知と、必要な作業を管理。


  • サービスカウンター客注管理
    スーパーマーケットで、お客様より受け付けた注文を管理するアプリ。注文された商品の情報、包装等のご要望を一元管理。


  • お知らせ配信
    多店舗・多拠点へのお知らせ事項を発信するアプリ。お知らせ内容を記載して、通知のカテゴリや通知先を選択するだけで簡単に通知。


  • 店舗VMD管理
    店舗スタッフがエリアマネージャに店舗のVMDの実施報告をするアプリ。コメント欄を使ってやり取りが可能。


  • 店舗販促プラン共有
    小売店にて本部から各店舗への販促プランの配信を実施するアプリ。コメント欄を使って、各店、各部門からの質問にも対応。


  • 店舗日報
    小売店舗にてスタッフ間で日報を共有するアプリ。売上や客数などの実績に加えて、お客様対応、検品などの情報を共有。


  • 店舗クレーム対応管理
    店舗現場でお客様から頂いたクレームを登録、管理し、店舗内で共有するほか、本部へも報告。


  • 店舗の客注管理
    店舗に在庫のない製品を発注・手配し、店舗への入荷、検品を一元管理。


  • 輸入品価格管理
    海外から仕入れている卸売業やグローバル企業の各国の販社向けに、製品別・販売先別に価格を管理できるアプリ。原価から利益率までを一括管理。


  • 外部作業者申請
    商業施設でテナントが本部に外来作業の申請を行う時の申請アプリ。作業内容を書き込んで、ボタン一つで本部に申請。


  • 新規出店の候補物件管理
    多店舗運営企業が店舗を新規出店する際に、物件の登録から出店までの工程を管理するアプリ。物件写真の添付や不動産会社の登録も可能。


  • お客様の声管理
    商業施設やビルなどで投函されるお客様からの声を登録するデータベース。テナントも巻き込んで情報共有し、接客改善に生かします。


  • ショップマスタ
    商業施設、ビルなどで入居ショップ、テナントを管理するためのアプリ。このマスタに紐づけて売り上げの管理、報告の管理、各種連絡事項を管理。


  • 不良食品お申し出管理
    食料品メーカー向けのお問い合わせ管理アプリ。お客様からの製品に関するお申し出内容や対応状況を共有。

 


まとめ

kintoneは、EC業界における業務効率化と情報共有の強力なツールです。
具体的な導入事例を通じて、その柔軟性とカスタマイズ性の高さが明らかになりました。
kintoneを活用することで、業務のスピードと効率が向上し、競争力を高めることができます。
是非、自社の業務改善にkintoneの導入を検討してみてください。

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